2019-11-11 弱虫 きみは線路に飛び降りて、 狂ったように笑いだした。 ホームの人々の視線がきみに集まりざわざわし出すなかで、 その目はまっすぐにぼくを見ていた。 まるで、 そっちに行けないぼくを見透かしたように。